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2007年3月20日 (火)

資料9「北海道文学館の隠蔽体質」

〔今回は亀井秀雄が文学館や文学館役員に出した要望書や書簡を一括して紹介した。量的にはかなり長いが、2度に別けて掲載すると、かえって流れが見えなくなってしまう。そのため、読んで下さる方々には負担をかけることになるが、あえて5種類の文章を載せることにした。
5種類の文章のうち、一番新しい
【資料E】を最初に持ってきた。まずこれを読めば、全体の流れがよく分かってもらえるのでないか。そう考えたからである。私自身はあまりはっきりと自覚していなかったのだが【資料E】で指摘したように、私の【資料A】は文学館の幹部職員にとってよほど迷惑なものだったらしい【資料A】で指摘した問題は、私のホームページ「亀井秀雄の発言」(http://homepage2.nifty.com/k-sekirei/)の「文学館の見え方・その9――資料と展示の問題―」でも再論したが、その頃から文学館の幹部職員は私に対する警戒心を強めていった【資料D】の問い合わせに対して、神谷忠孝と親しい身﨑壽がどんな返事をよこしたか、「文学館のたくらみ(11)」で紹介しておいた。しかも【資料E】で述べたように、彼らは何とかして資料の開示の引き延ばそうとしている。亀井志乃の問題はそれ固有の原因があるのだが、以上のような経緯と、彼らが亀井志乃を排除しようとした策略とは、無関係ではない。
なお
【資料E】で言及した、亀井志乃の「経費一覧」の紹介は、ここでは省略した。ただ、念のためにその概略を紹介すれば、亀井志乃は「出張費」「資料貸借料他」「原稿料」「輸送費」「図録代」「ポスター・ちらし・チケット」「看板代」「展示用パネル」「送付料」の項目を立てて、個々の支出を明示し、備考欄に支出先を書いている。支出の合計は1,120,470円。観覧料、図録等販売などによる収入は未整理。特に難しい作業とも思えないのだが、なぜか幹部職員は寺嶋弘道が担当した特別展などの事業実績を見せたがらない。2007年3月20日〕                          

【資料E】
財団法人北海道文学館
理事各位
評議員各位
                            理事 亀井秀雄
 初めてお手紙差し上げる非礼をお許し下さい。
 さっそく用件に入らせてもらいますが、来る3月23日の理事会、評議員会で私が発言することが多いかもしれません。議論を混乱させないため、予め事情をお知らせすることにいたしました。
 まず簡単に経緯を紹介致しますと、私は一昨年の10月
【資料A】のような要望書を神谷忠孝理事長に送りました。指定管理者の問題が大詰めに差しかかっていた頃のことです。ご覧いただいてお分かりのように、私はごく基本的なことを、常識的な線で述べただけなのですが、この要望書は2005年10月14日の理事会・評議会に紹介されませんでした。

 その後、財団法人北海道文学館は指定管理者となり、昨年5月に理事会・評議会が開かれました。それに先立って、私は神谷理事長に宛てて【資料B】のような回答要望書を送りました。その意図は【資料B】の「質問に対する回答の要望」に述べてありますので、ここでは繰り返しません。理事会・評議会では【資料B】の「北海道立文学館・平成18年度「指定管理特別会計」についての質問」だけが、理事と評議員に配布されました。
 ただ、質問に対する毛利正彦館長の説明はごく簡単なもので、質問の①については、「今年度は北海道ゆかりの文学に関する資料の収集と整理を重点目標とする」、②の特別企画展については、石川啄木展、池澤夏樹展のいずれも、観覧者4000名を見込んでいる、という程度でした。もちろん納得できる説明ではありませんでしたが、無理に答えを引き出すつもりはなかったので、「では、こういう質問があったことを記録に止めておいて欲しい。年度末の結果を待つ」と言って、質問を打ち切りました。

 さて、その年度末が近づき、私はつい最近の3月3日【資料C】の手紙を平原一良副館長と川崎信雄業務課長に出しました。お分かりのように、平原副館長への問い合わせは【資料A】に関連すること、川崎業務課長への問い合わせは【資料B】に関することです。
 ところが3月7日に平原副館長から速達の葉書が届き、3月8日は平原副館長も川崎業務課長も用事が立て込んでいて、依頼のあった資料を用意できないとのことでした。私はやむを得ず、それでは15日にうかがいたいと返事をしました。ところが再び、14日に平原副館長から葉書が届いて、15日も忙しくて資料の用意はできない、「また、私共二人の判断のみでは決め難いと考え、館長に相談しました。ご使用の目的を予め当方にお伝え願ってからでは如何かとのことでした。」と書いてありました。
 しかし私の考えでは、平原副館長に依頼した資料は、1時間もかからないでコピーが取れるはずです。1週間も、10日もかかるはずがない。
 また、川崎業務課長に依頼したことも
【資料B】の3枚目ので分るように、それぞれの事業結果の数字を書き込めばよい。参考までに、亀井志乃が担当し、文字通りつい先日の3月18日に終った企画展「人生を奏でる二組のデュオ」の経費一覧を同封しておきました。資料の返却はこれからなので、まだ数字が埋まっていないところもありますが、担当者が責任をもって経費の記録を取っていれば、展示が終った翌日でもこの程度の整理はつく。亀井志乃は48ページの図録を出し、なおかつ当初予算より約50万円少ない実費で、展示を実現しました。何ヶ月も前に終了した啄木展や池澤展について、当初予算と実際の経費との収支決算を含めて、事業結果の正確な整理が出来ていないはずがありません。
 
 私は15日には資料をもらえないだろうことは分っていましたが、当日、文学館へ出かけました。妻と「人生を奏でる二組のデュオ」を見る予定を立てていたからです。たまたま平原副館長と会いましたので、「理事の私が文学館の経営にかかわる資料を見たいと希望している。その理事に対して、使用目的を問うのは無礼ではないか」と言いました。平原副館長は20日までに資料を用意しておくと約束しました。ところが昨日(3月19日)、三度平原副館長から葉書が届き、「館長に相談したところ、やはり使用目的などもよくお聞きしたうえで判断したいとのことでした。」とありました。
 どうやら毛利館長も平原副館長も川崎業務課長も何かを必死で隠したがっているらしい
【資料A】以来の私の関心が、文学館の幹部職員にはよほど都合が悪いのでしょう。
 文学館が亀井志乃を邪魔にし始めたのも、その辺に理由があったのかもしれません。

 日本の情報公開法が成立する頃、私は北大の情報公開に関する委員会のメンバーでした。ですから、法律成立までの議論にはある程通じているのですが、日本の情報公開法も、北海道の情報公開条例も、公文書の開示請求の手続きに「目的」の記入を求めていません。行政が、開示請求者に「目的」を書かせ、そんな目的では公文書をお見せ出来ませんなどとやったら、情報公開法の趣旨、目的、精神が失われてしまうからです。
 行政が職務のために作成し、または外部から取得した文書は全て公文書とする。行政が内部基準を設けて、これは公文書、これは非公文書などと腑分けしてはならない。公文書開示の利用目的は問わない。これが現在の趨勢ですが、毛利館長や平原副館長は、「使用目的などもよくおうかがいして」などと時代に逆行することを言っている。
 もし文学館の中に「使用目的」が問われる文書があるとすれば、それは文学館が所蔵する文学者のプライバシーにかかわる資料のほうでしょう。この点については、私は、早急に原則を作る必要があると考えています。
 
 私の知りたいことなど、特に急ぐことでもないではないか。そう言われる人もいるかもしれません。しかし、3月23日の議題は「平成19年度事業計画(案)」「平成19年度収支予算(案)」になっています。平成18年度の決算と事業結果の承認を飛ばして、平成19年度の事業と予算を決定しようという、常識では考えられない変則的なことをやろうとしているわけです。そうである以上、最低のところでも私が
【資料B】で質問したことに答えられる準備をしていなければならないでしょう。
 私はそう考えます。
 平成19年3月20日

【資料A】                     2005年10月12日
財団法人北海道文学館
 理事長 神谷忠孝殿
                            理事 亀井秀雄
一昨昨日、「平成17年度第2回理事会・評議会の開催」に関する案内を受掌しました。10月14日は、既に予定を組んでしまっているため、出席できません。ただ、問題はおそらく財団法人北海道文学館の存在理由にかかわる事柄と愚考しますので、懸念するところを、以下に3点挙げておきます。出席の皆さんに披露し、十分に議論していただきたく、後日、議論の内容をうかがいたく存じます。
               
               記
①「議案第1号」及び「道教委との折衝・協議の経緯」から判断するに、この「議案」は、財団法人北海道文学館以外の財団法人や民間企業が指定管理者となる場合がある。というより、その可能性が極めて大きい。そういう「喫緊な」事態に発するものと思われますが、如何でしょうか。

もしそうでなければ、今回のテーマに関して、これほど慌しい形で「理事会・評議員会」を開く必要はないからです。この慌しさは、北海道教育委員会に対する返答のタイム・リミットが迫っているため、と受取るほかはありません。

②「議案」の文言から判断するかぎり、財団法人北海道文学館は資料の所有者であるが、これを「北海道教育委員会の要請に応じ北海道に寄託」し、その上で、所定の手続きを経て選ばれた指定管理者と、「(資料の取扱いに関して)事前、事後の具体的な協議、連携」に入る。私はそう読み取りましたが、このプロセスの中で、「文学資料の所有者としての(財団法人北海道文学館の)主体的な意見、意向」がどのように「尊重」され、反映させることができるのか。
言葉を換えれば、「適切な資料管理」や「ノウハウ」に関する「協議、連携」以外に、どのような活動が可能なのか。その辺のところが見えてきません。

 もし仮に指定管理者となった財団法人なり、民間企業なりが、財団法人北海道文学館の所有する資料を一切使わない展示やイヴェントを企画したとすれば、「資料の所有者である当財団と協議、連携」を行わねばならない義務や責任を解除される。
その場合、財団法人北海道文学館の存在理由はどうなるか。これは決して極論ではなく、理論的にも現実的にもありうることだと、私は考えています。
もしそうなれば、財団法人北海道文学館は北海道に寄託した資料の「所有権」だけを抱えて、漂流を始める。あるいは立ち枯れの状態に陥ってしまうことになるでしょう。

③財団法人北海道文学館が「保有」する資料は、23万5千点に上るそうですが、この中に「寄託」されたものも含まれているのかどうか、その点についても説明が欠けているように思います。
恐らく23万5千点の資料の中には、財団が購入したものだけでなく、北海道の予算で購入して財団に寄贈、または寄託したものもある。それだけでなく、本人や遺族から財団に寄贈または寄託されたものもあれば、北海道立文学館のほうに寄贈または寄託されたものもある。財団が「保有」するに至った経緯は、決して一様でなく、以上のような複数の経緯が考えられるわけですが、それらを一律に「所有」として扱っていいのかどうか、疑問がないわけではありません。「寄贈」と「寄託」が異なるように、「保有」と「所有」とは概念が異なるからです。

その点を踏まえながら、個々の「資料」に関して、どのような経緯で「保有」するに至ったか、それは誰にとっての/何のための資料なのか、それはどこに帰属するのが妥当なのか、などのことを確認することが必要でしょう。それと併せて、財団法人北海道文学館はその資料をどのように価値判断し、如何に活用することができるのかを、明確に把握する必要があると考えます。
文学館の「主体性」は、絶えず資料の価値を問い直す判断力と、それを活用する能力にかかっているはずだからです。

【資料B】
 質問に対する回答の要望
                            平成18年5月24日
財団法人北海道文学館
理事長 神谷忠孝殿
                            理事 亀井秀雄
Ⅰ、要望
『北海道文学館報』第65号(2006年4月25日)掲載の「指定管理業務特別会計」に関する、私の「北海道立文学館・平成18年度「指定管理特別会計」についての質問」(別紙)について、誠意ある回答を要望します。

Ⅱ、理由
 過日(平成18年3月3日)に開催された評議員会・理事会において、評議員の一人から、次のような主旨の質問が出されました。「平成18年度から、道立文学館の管理と運営に関して指定管理者制度が導入されることになり、今日、財団法人北海道文学館が指定された旨の報告を受けた。ただ、財団が4年後も再び指定を受け、更にその4年後も指定を受けて……というように、継続的に管理と運営に当ることができるためには、どのような中期的、長期的目標と見通しをもって、平成18年度からの事業に取り組むつもりなのか。今日の事業計画案の説明からは、さっぱり見えてこない。将来にわたる構想をうかがいたい」。
 私もこれは極めて重要な指摘と疑問だと思い、回答を期待しましたが、神谷理事長からは何一つ明確な説明がありませんでした。
 しかしこれは財団の今後のあり方に関する、ゆるがせに出来ない問題であり、再度私から質問したいと思います。回答が抽象的、一般論的な名分論や、理念論に流れてしまうことがないように、平成18年度の「指定管理特別会計」に即した質問の形を取ることにしました。

Ⅲ、取扱い
 去る平成17年10月14日に開かれた「理事会・評議会」の議題は、「北海道が平成18年から実施する指定管理者制度導入に伴う、財団法人北海道文学館保有の文学資料に取扱いについて」でした。私は既に予定を組んでおり、この会議には出席できないため、神谷理事長に意見書を送り、「出席の皆さんに披露し、十分に議論していただきたく、後日、議論の内容をうかがいたく存じます」と希望しました。ところが、21日に毛利正彦館長から電話があり、館長の「手落ち」により、私の意見書を披露せずに済ませてしまったという、簡単には信じにくい説明がありました。今回は、私は出席する予定ですが、予め私の質問事項(別紙)を送っておくことにしました。会議当日、コピーを出席者に配布してもらいたいと思います。理由は、簡にして要を得た質問をして、時間を節約するためであり、併せてこのような質問があったことを記憶と記録にとどめてもらうためです。

  北海道立文学館・平成18年度「指定管理特別会計」についての質問
                           理事 亀井秀雄
                          平成18年5月24日
①道が道立文学館の運営のために出資する、いわゆる道負担金は、今後4年間で総額569,370,000円(『北海道新聞』2006年1月6日)となったが、なぜ今年度、142,914,000円を支出することにしたのか。
 4年間の全体的な目標とプログラムはどうなっているのか。そのなかで、今年度をどう位置づけて、この金額を割り当てたのか。

②今年度の142,914,000円は、前年度の168,080,000円に比して、25,166,000円減となるが、事業費は全体で5,322,000円増となっている。何故か。しわ寄せはどこに行ったのか。
イ、事業費のうち、「資料収集保存等事業費」が2,735,000円増えて、9,220,000円となっているが、どのような理念とコンセプトに基づいて資料収集と保存を進める予定なのか。それは、どのような文学館の将来計画に基づくことなのか。
 ロ、「展示会事業費」は、特別企画展①3,712,000円(678,000円増)。特別企画展②3,612,000円(560,000円増)。企画展は1,516,000円(375,000円増)となっている。(増額分は計1,613,000円)。これらの展示を、初年度の事業として構想した理由は何か。
  特別企画展①(7月22日~8月27日。37日間)を「石川啄木~貧苦と挫折を超えて~」とした理由は何か。来年度が啄木の来道100年に当るが、なぜ敢えて今年、啄木展を組んだのか。3,712,000円の支出項目は何か。どの程度の数値目標(観覧者数、収入額)を設定しているか。どのような結果(将来につながる効果)を企図しているか。
  特別企画展②(10月14日~11月26日。44日間)を「池澤夏樹のトポス~旅する作家と世界の出会い~」とした理由は何か。なぜ池澤夏樹なのか。3,612,000円の支出項目は何か。どの程度の数値目標(観覧者数、収入額)を設定しているか。どのような結果(将来につながる効果)を企図しているか。
  企画展予算1,516,000円は、次の四つの企画展を合わせての予算なのか。「写・文 交響~写真家・綿引幸造の世界から~」(4月29日~6月4日。37日間)、「書房の余滴~中山周三旧蔵資料から~」(12月9日~同24日。16日間)、「聖と性、そしてまた生~栗田和久・写真コレクションから~」(1月13日~同27日。15日間)、「人生を奏でる二組のデュオ~有島武郎と木田金次郎 里見弴と中戸川吉二展~」(2月17日~3月18日。30日間)。それぞれの支出項目、数値目標(観覧者数、収入額)、結果(将来につながる効果)はどうなっているか。

③「広報・啓発事業費」1,000,000円(591,000円増)、「刊行物編集・刊行事業費」1,350,000円(520,000増)となっているが、具体的にどのような事業を行うのか。

④前年度に組んであった「調査研究事業費」459,000円が、今年度全額削除になった理由は何か。
          

【資料C】
財団法人北海道文学館
副館長
平原一良殿
                            理事 亀井秀雄
拝復
 過日お送り下さった「平成17年度 拡大運営検討委員会」の議事録のコピーを、昨日たしかに受掌致しました。ご手配、ありがとう存じました。
 委員会の議論も方向も分り、大変参考になりました。

 ところで、ご厚意に甘えるようで、大変に心苦しいのですが、先日お話を伺いながら、是非次の資料を拝見したくなりました。

① 道立文学館の開館に際して、財団法人北海道文学館が北海道教育委員会と交わした、道立文学館の使用・管理・資料の帰属に関する契約書
② 財団法人北海道文学館が道立文学館の指定管理者の候補者にエントリーする際に、教育庁生涯学習部文化課に提出した「業務計画書」
③ 財団法人北海道文学館が指定管理者に選定された後、財団法人北海道文学館が北海道教育委員会と交わした、道立文学館の使用・管理・資料の帰属に関して取り交わした契約書

以上の3点です。
 私は3月8日午後1時に道立文学館にお伺いする予定です。その時、以上の3点の文書のコピーを頂戴できれば、これほどありがたいことはありません。
 
 ご多忙のところ、お手を煩わせてはなはだ恐縮ですが、よろしくお願い申し上げます。
                                  敬具
平成19年3月3日                    

財団法人北海道文学館
業務課長
川崎信雄殿
                           理事 亀井秀雄
拝啓
 北海道文学館の運営については、お世話になっています。

 さて、私は昨年(平成18年)の5月に開かれた理事会に先立って、神谷忠孝理事長に宛てて、同封の「資料一」の質問状を送っておきました。理事会で説明を受けるためです。
 理事会では、たしかに私の質問状は紹介されましたが、ほとんど答弁らしい答弁はありませんでした。よって私は、私の質問を記録にとどめておいてもらい、年度末に結果を報告してもらうことにしました。
 
 今年度も3月に入り、各事業について支出と収入の結果が明らかになり――企画展「人生を奏でる二組のデュオ」の収入以外は――経理上の整理もついたことと拝察致します。
 その結果をお教えいただきたく、それぞれの事業の収支表を6枚お送り致します。
 3月8日(木)午後1時に、結果を記入していただいた収支表をいただきにお伺い致したく存じます。お手数を煩わせて申し訳なく存じますが、よろしくお願い致します。

 もし私に分らない点がありましたら、質問をさせていただきたく存じます。質問の中心は、池澤夏樹展の一環として道立近代美術館で行われた講演や、帯広で行われた講演会の支出と収入は、会計上どのように扱ったか等に関することになるかと思います。
 ご多忙中のところ、まことに恐縮に存じますが、よろしくお願い申し上げます。
敬具
平成19年3月3日
                                    
  特別企画展①「石川啄木~貧苦と挫折を超えて~」
【支出】
資料借入費(借入先;                )   ¥
輸送代(運送会社名;                )   ¥
出張費(出張先及び人数;             )   ¥
講師謝礼(講師名;                  )   ¥
講師旅費(講師住所;                )   ¥
図録代(印刷会社名及び部数           )   ¥
広告宣伝費 看板代(看板店            )   ¥
      ポスター(印刷会社名及び枚数     )   ¥
      チラシ(印刷会社及び枚数       )   ¥
      新聞広告等(新聞社名         )   ¥
観覧券(印刷会社及び枚数            )   ¥
設営費 展示用パネル(              )   ¥
    作業人件費 (                 )   ¥
郵送代(封筒、切手等               )   ¥
                              合計 ¥                
【収入】
観覧者総数
  招待券(無料)観覧者数
  高齢者(無料)数
  有料観覧者数                   ¥
講演
  聴講者数                      ¥
図録                           ¥
                           合計¥

【資料D】  
北海道立文学館指定管理者候補選定委員会
委員長
身崎 壽様
 拝啓
 ご無沙汰をしていました。ご健勝にお過ごしのことと存じます。

 さて、私は以前から、公立の文化施設に指定管理者制度が導入された時の諸問題に関心を持ち、少し心がけて調べていたところ、北海道教育委員会のホーム・ページで同封のような報告を見つけました。

 内容が抽象的なのでいろいろ分らない点があるのですが、特に「選定理由」と「学識経験者委員の主な意見(又は総評)」に記載された、次の二つの文言がうまく理解できませんでした。恐れ入りますが、お手元の資料、あるいはご記憶に基づいて、お教えいただきたく存じます。

①「北海道にゆかりの深い文学者や文芸作品を中心とした、時代を超えた多様な視点からの問題提起的で魅力的な文学に関する展示(平成18年度)」とありますが、
イ、 これは平成18年度のどのような展示計画を指したものでしょうか。
ロ、 その展示計画のどのような点を「時代を超えた多様な視点」「問題提起的」と評価したのでしょうか。
②「北方文学に影響を与えたサハリン関連文学に関する展示(平成19年度)」とありますが、
 イ、これは平成19年度のどのような展示計画を指したものでしょうか。
 ロ、「北方文学」とは、どのような文学を指す言葉なのでしょうか。
 ハ、「サハリン関連文学」とは、どのような文学を指すのでしょうか。

ご多忙のところ、恐縮に存じますが、ご回答のほど、よろしくお願い申し上げます。
   
                                 敬具 

                                 亀井秀雄

平成19年2月9日

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