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2007年1月28日 (日)

資料6「理事・評議員への第二次アピール・2種」

〔北海道文学館嘱託職員・亀井志乃は、資料4で紹介したアピールに次いで、平成19年1月7日、理事と評議員に宛てて、①「パワー・ハラスメントと不当解雇問題の中間報告」を送った。
また、資料4を送った後、新たに住所や仕事先の分かった評議員に宛てて、平成19年1月11日、②「北海道文学館におけるハラスメントと不当な解雇を訴える」を送った。

内容に重複するところも多いが、記録のため、アピールの挨拶文を紹介しておきたい。〕

「パワー・ハラスメントと不当解雇問題の中間報告」    

財団法人・北海道文学館 役員各位

                    財団法人北海道文学館嘱託職員
                     業務課 学芸班 研究員
                               亀 井 志 乃

 明けましておめでとうございます。今年の元旦は、珍しく爽やかな晴天に恵まれました。皆様にはご健勝にてよいお年をお迎えのこととお慶び申上げます。
 私もおかげさまで、元気に新しい戦いの年を迎えることができました。

 毛利正彦文学館長と平原一良副館長とは相変わらず言葉の意味をすり替えながら擬事実の捏造に勤しんでいるようです。暮の27日、私が「館長 毛利正彦」の名による回答書を受け取り、「それでは、こちら(文書)は確かに受けたまわっておきます」と言って退室したところ、二人は第三者に、「亀井は館の方針を了承した」と説明していると聞きました。
 同じく暮の20日、運営検討委員会が開かれました。この会議は何かを決定する会議ではないのですが、毛利館長は「何人かの委員から質問が出、館として説明させていただいた」という事実(?)を挙げて、「来年度の任用方針が承認された」と意味づけて、私には「亀井の雇用問題は“解決済み”」と伝え、第三者にまでそのように伝えているようです。
 パワー・ハラスメントの問題についても、私が挙げた具体的な事例を調査することなく、「いじめがあったとは認識しておりません」のパターンにしがみついています。

 12月の中旬に皆様にお送りしたアピールに対して、何人かの人がお返事を下さいました。その中には「長すぎる」とか「細かすぎて読む気がなくなった」とかいう苦情もありました。「文学館内部のことは我々の関知することではない。当事者で解決してくれ」と、言外に不快感を漂わせた返事を下さった方もいます。そういう人たちにとって、上のような毛利館長や平原副館長の説明は、できれば信じていたい言葉かもしれません。
 しかし、そういう方であっても、とにかくペンを取って書いて下さるだけのお気持ちはあった。無関心に放置されてしまうよりは、遥かにありがたいことだと感謝しています。

 ただ、私個人としては、条理はきちんと通しておきたい。2、3の方からは、事態を憂慮し、お気持ちの籠った励ましのお手紙もいただいています。おかげさまで、怯むことなく立ち向かう勇気をいただきました。心からお礼を申し上げます。
 今回お送りするのは、去る12月27日、毛利正彦文学館長と平原一良副館長から渡された「回答書」に対して、私の疑問と批判を述べ、再度回答を要求した文書です。それをお読みになるだけでも、事態がどう進んでいるか、ご理解いただけることと思います。が、前にお送りした「面談記録」と一緒にお読みいただければ、さらに立体的にお分かりいただけると思います。
 ぜひご一読の上、事の成り行きをお心にお止め下さいますようお願い申し上げます。

平成19年1月7日

「北海道文学館におけるハラスメントと不当な解雇を訴える」   

財団法人・北海道文学館 評議員各位

                    財団法人北海道文学館嘱託職員
                    業務課 学芸班 研究員
                               亀 井 志 乃

 明けましておめでとうございます。今年の元旦は、珍しく爽やかな晴天に恵まれました。皆様にはご健勝にてよいお年をお迎えのこととお慶び申上げます。
 私もおかげさまで、元気に新しい戦いの年を迎えることができました。

 さて、突然お手紙を差上げる失礼をお許しください。
 私は現在、北海道文学館で、財団の嘱託職員として働いております亀井志乃と申します。私は平成16年7月、嘱託職員に採用されて以来、自分の立場を弁えつつ、任された仕事に励んできました。ところが、去る12月6日、毛利正彦館長より突然、来年度からの任用予定がないこと、つまり今年度一杯で解雇する旨の通告を受けました。

 この一方的な通告は、現在の雇用問題に関する市民的ルールに反する行為と思いますが、更に不可解なのは、私がその理由の説明を求めたところ、毛利館長は「財団の事情」「理事の人たちのかねてからの意向」と言うのみで、明瞭な説明ができませんでした。誰がどういう立場と権限で来年度の任用方針を決めたのか、という意味の質問に対しても、「財団の意向を反映し代表する我々」と答えるのみで、具体的に決定主体とその権限を明らかにすることはしませんでした。

 私の解釈では、この不当な生活権の侵害は、駐在道職員・寺嶋弘道学芸主幹の私に対するパワー・ハラスメントと無関係ではありません。
 私は昨年の4月以来、寺嶋主幹から執拗にパワー・ハラスメントを受け、10月31日、それが堪えがたいまでに苦痛であることを、寺嶋弘道主幹だけでなく、神谷忠孝理事長、毛利正彦館長、平原一良副館長、川崎信雄業務課長にアピールしました。しかし5人は、私が文書による回答を求めた問いかけに答えることなく、また、抜本的な解決を図る取り組みも見せずに、12月6日、毛利館長による突然の解雇通告を突きつけてきました。
 それ以後、私は毛利正彦文学館長を始めとする幹部職員に来年度の任用方針の白紙撤回を求めているのですが、彼らは文学館のホームページに来年度の新規採用の公募要項「学芸員、司書の募集について」を出してしまい、また、一部の理事や評議員に「亀井は来年度の任用方針を了承した」などと説明をし、なしくずしに自分たちの方針を既成事実化しようとしています。

 じつは私は、昨年の12月と今年に入ってからと、2度、理事や評議員のうち、お住まいやお勤め先の分かる方々に、同封の資料をお送りして、以上のような経緯をアピールしました。その方の中には、「細かすぎて読む気がなくなった」とか、「文学館内部のことは我々の関知することではない。当事者で解決してくれ」とかと、言外に不快感をにじませて、関心を持つこと自体を拒むような手紙を下さった人もいます。
 しかし中には、事態を大変に心配され、そして私が住所未詳としておいた評議員の方のお住まいやお勤め先を、「自分の分かる範囲で」とお教えくださった方もいらっしゃいます。それに勇気づけられて、先生にもお送りさせていただくことに致しました。どうか事情をお察しの上、突然の押しつけがましい行為をご海容下さいますようお願い申上げます。

 何分にも資料が4種類もあり、参考資料①から読み始めるのに躊躇いを覚える方もいらっしゃるかと存じます。先ず参考資料③の「面談記録」を読み、次に、一番新しい「パワー・ハラスメントと不当解雇問題の中間報告」の中の「「館長 毛利正彦」の名による回答と、それに対する疑問と批判」をお読み下されば、事態の概要と問題点がお分かりいただけることと存じます。
 せめてその2部だけでもお眼通しいただきたく、その上で、現在、北海道文学館のなかで何が起っているか、引き続きご関心をお持ちいただけるならば、幸いこれに過ぎるものはありません。
                                     敬具

平成19年1月11日
 

 

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