« 北海道文学館のたくらみ(25) | トップページ | 北海道文学館のたくらみ(27) »

北海道文学館のたくらみ(26)

ブログ削除策動に対抗して

○思いがけないメール
 先日(2月21日)の夜、ニフティ株式会社から思いがけないメールが届いた。それは次のような内容だった。
《引用》

亀井 秀雄 様
 平素は@nifty(アット・ニフティ)をご利用いただき、誠にありがとうございます。
 突然恐縮ではございますが、このたび、お客様が開設されている下記ココログの内容につきまして、閲覧された方より、「このブログ上に掲載されている内容により迷惑を被っているため削除してほしい」旨のご連絡を弊社宛てにいただきました。
【URL】
http://fight-de-sports.txt-nifty.com/ukiyo/
 弊社でもお客様のココログを確認させていただきましたが、連絡者から申告のあった情報からでは弊社会員規約に明確に反すると判断できる箇所が確認できないため、現時点では本メールをお送りする以外に特段の対応をとる考えはございません(後略)

 どうやら最近、ある人物が、ココログを管理している人に対して、私のブログ「この世の眺め」について、〈あのブログの内容のため迷惑を受けているから、ブログを削除してくれ〉と申し込んだらしい。
 そこで、ココログを管理している人が私のブログを通読、検討をしてみたところ
「(ココログの)会員規約に明確に反すると判断できる箇所が確認できない」、つまり、私のブログの内容には、私のブログを削除しなければならないような違反事項が見当たらなかった。それ故、私のブログを削除することはしないし/できない。が、取り敢えず以上のようなことがあった事実は知らせておく。そういう用件のメールだった。
 
○亀井のブログ内容は「禁止事項」に該当しない
 そういう連絡を頂戴し、私は心から痛み入って、念のために、ココログ利用規約を改めて確認してみた。その中の「第18条(禁止事項)」に、19の禁止事項が挙げてある。ココログを管理する人は、これまでブログに関して随分いろんなトラブルを扱ってきただろうが、その人から見て、私のブログはどの禁止事項にも該当しなかった。そういうことになるだろう。

○ココログに対する言いがかり
 それにしても、〈自分に都合の悪いブログだから削除してくれ〉なんて、言論の自由に干渉する身勝手な注文を、選りによってココログの管理人に持ち込むとは、この人物、一体どういう頭の持ち主なのだろうか。どうも気色が悪い。
 例えば有料の私設掲示板の経営者に対して、「お宅の掲示板に出ている広告のおかげで、こちらの商売が上ったりだ。あの広告を出すのは止めてくれ」と文句をつける人間がいたとしよう。そういう勘違い人間は、この広い世間にも、そうたんとはいないと思うが、とにかくこの人間、掲示板の経営者から次のような挨拶を受け、丁重にお引取りを願われることになるだろう。
 「そんなこと言つたって、あなた、あの広告に違法なところは一つもありません。それなのに、あの広告が気に食わないなんて筋違いな文句を持ちもまれて、はいそうですかって広告を外したりしたら、それこそ違法なことになってしまう。まさか、あなた、そんなことを、私にやらせようってんじゃないでしょうね。それに、あの広告と、あなたの商売が上ったりだってことと、因果関係を証明することができますか。それができなければ、あなたの言うことは文字通り悪質な言いがかりです。仮に、風が吹けば桶屋が儲かる程度の因果関係をこじつけたとしても、傍から見れば、そもそも商売上ったりの原因や責任はあなたのほうにあるってことになるかもしれない。いずれにしても、因果関係があるなしの問題はここに持ち込む話じゃあない。迷惑です」。
 
 私はそんな場面を思い浮かべながら、私は次のように問い合わせてみた。
《引用》
メール、拝見致しました。
 ブログという表現方法を知って以来、関心の幅が広がり、知識欲、勉強の意欲が高まって、感謝しております。
中略)
 
なお、念のためにお訊ねいたしますが、私のブログの削除を申告した人物は、私のどのような記事から、どんな迷惑を受けているのか、具体的な例を挙げていたのでしょうか。それとも、ただ抽象的に私のブログの内容から迷惑をうけている、とクレームをつけたのでしょうか。
 
お差し支えない範囲で、お教えいただければ幸いです。

 それに対する返事は、
《引用》
(前略)
なお、連絡内容の詳細はご案内いたしかねますが、連絡者からの申告内容からは具体的な箇所についての指摘はございませんでした。
ということであった。
 
 何という無神経で、自己中心的な人間なのだろう!!  私のブログは「北海道文学館のたくらみ」というテーマだけで既に25回を超え、その間、「幕間劇」を3回挿んでいる。それだけでも、原稿用紙に換算すれば、優に1000枚を超えると思うが、それ以前にも随分たくさん書いている。その中のどの箇所が迷惑なのか、それも挙げないで、ブログ削除を要求するとは、これはもうココログに対する無茶苦茶な言いがかりであり、もっと端的に言えば営業妨害を企んだ悪質な嫌がらせと言うほかはあるまい。
 
○敢えてブログ削除の申立人を特定はしないが
 私は、ブログというメディアは極めて可能性が大きい、大切なメディアと考えている。その点については、「北海道文学館のたくらみ(10)――新聞とブログ―」や、「同(22)――ブログの戦い/ブログのための戦い―」を読み直してもらえれば、大変にありがたい。
 更に、私のHP・「亀井秀雄の発言」(
http://homepage2.nifty.com/k-sekirei/)の「文学館の見え方」の「序文」を見てもらえればもっとありがたいのだが、平成18年の3月頃から、当時の文学館長(財団法人北海道文学館の副理事長)・毛利正彦が、私のブログを削除してくれと言い出した。理由を聞いてみたが、筋の通った理由などない。要するに私の批判的な指摘が自分たちにはなはだ都合が悪い、だから削除してくれと、まるで身勝手は言い分だった。批判的に指摘されたことを検討し、反論すべきことは反論し、反省すべきところは改めるという姿勢が、全く見られない。当然のことながら、私はブログの削除を断わった。
 昨年の労働審判の時は、財団法人北海道文学館の弁護士が手を変え、品を変えて、私のブログの削除や、私の口封じを画策したが、これも筋の通らない言い分だったため、亀井志乃にあっさりと蹴られてしまった。

 その意味で、北海道文学館の関係者は既に3年越しで、執拗に私のブログの抹殺を狙っているわけだが、毛利正彦は昨年の6月に退職しており、多分今回のブログ削除の申し立てとは関わりがないだろう。
 昨年の労働審判の財団側弁護士は、今回の裁判の被告・寺嶋弘道の弁護士だが、まさか弁護士ともあろう人が、私のブログについて迷惑な箇所を特定することなく、――つまり、私のブログの内容の違法性を証明することなく――ブログの削除を要求するような無法な行為をするはずがない。そんなことをすれば、弁護士として自殺行為である。

 最近の私の記事は、亀井志乃が起こした裁判と、大江健三郎の『沖縄ノート』の表現分析が中心となっている。その意味では、大江健三郎自身か、あるいは『沖縄ノート』裁判の大江支援者が、私のブログの削除を要求した可能性も考えられる。もしそうならば、それはそれで面白い話題となるところだが、本当にそんなことをすれば、それこそ文学者として自殺行為。見識があるならば、私のブログのコメント欄を使って、反論なり批判なりを伝えてくるだろう。
 そうなれば結構面白い論争になりそうだ。あまり現実性のない夢想だが、せっかくの可能性を自分から打ち消してしまう必要もないだろう。そう考えて、ブログ削除の申立人がどんな人物か、これ以上の詮索は控えておくことにした。

○当ブログ専用のメール
 ただ、このブログ削除申立人は、かなりしつこい人物らしい。ニフティ株式会社からのメールには、次の要望が含まれていたからである。
《引用》
 (前略)
ただ、弊社で確認したところ、上記ココログには開設者であるお客様の連絡先メールアドレスが明示されておりませんでした。
 弊社ココログサービスでは、記事の内容に関する責任の所在を明らかにし、内容に関する問合せ、クレーム等にご自身で対応していただく方針で運営している関係上、ココログ利用規約 2でご案内しておりますとおり、ココログ上にメールアドレス(ニフティに登録したものに限りませんが、到達可能なものに限ります。)の明示をお願いしております。
 つきましては、ココログのプロフィールページまたはサイドバー上などのわかりやすい箇所に、お客様の連絡先メールアドレス(ニフティに登録したものに限りませんが、到達可能なもの)を速やかに明示していただきますよう、ご対応をお願いいたします。
 連絡先を明記の上、今後、ココログの内容について閲覧された方より削除依頼やお問い合わせ等ございました場合には、開設者自己責任の原則の下、ご自身で対応していただきますようよろしくお願い申し上げます。
後略)

 ココログの管理人としては、いささかウンザリして、これ以上はブログ開設者に対応してもらおう。多分そういうことなのだろう。何だか、ココログを管理している人、ネを上げているみたいだな。そんな印象を持った。
 ブログというメディアの優れた特質は、コメント欄を通して、読んでくれる人たちに開かれていることだ。私のブログを迷惑がっている人間も、裏から手を廻して、ココログ管理者に注文をつけるみたいな姑息な手段を弄さず、コメント欄で堂々と主張すればいいじゃないか。私はそう考えているのだが、確かに管理人の要望には一理ある。そう考えて、本文右横の欄の一番下に、「メール送信」の項を設けた。

 ただし、これはあくまでも当ブログの内容に関する用件や意見を頂戴するためのものであり、他方、コメント欄も開いておく。よって、このメールに関する限り、次のような条件をつけさせてもらうことにした。メールを下さる人は、その点を十分にわきまえていただきたい。
1、実名を明記して下さい。匿名、あるいは仮名と判断できる人のメールは無視いたします。
2、当ブログの内容に関わりない事柄についての用件や意見は無視いたします。
3、当ブログの内容について頂戴した用件や意見は、名前と共に、当ブログに引用させてもらう場合があります。

|

« 北海道文学館のたくらみ(25) | トップページ | 北海道文学館のたくらみ(27) »

「文化・芸術」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/127704/40264884

この記事へのトラックバック一覧です: 北海道文学館のたくらみ(26):

« 北海道文学館のたくらみ(25) | トップページ | 北海道文学館のたくらみ(27) »