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2007年日本シリーズ(1)

○微妙な主審の判定
 これは、審判員にお返しをされたかな。
 一昨日(28日)の日本シリーズ、日本ハムと中日の第2戦を見て、そんな印象を受けた。主審はセリーグの審判員らしい。日ハムの先発投手グリンは、自信をもって投げ込んだ球をストライクに取ってもらえず、明らかに苛立っている。結局フォアボールでランナーを溜め、先制打を許してしまった。
 
 27日の第1戦は、私は小樽の仕事があって、試合の前半を観ることができなかった。7時くらいから見始めたのだが、中日の川上がいいピッチングをしている。2回からはパーフェクト・ピッチングだという。ただ、1回に3点取られている。放送の途中、その経過を紹介していたが、川上は自分の得意球をボールと言われ、かっと頭に血が上っている。そんな様子が見えた。そのためコントロールを乱し、セギノールにスリーラン・ホームランを打たれてしまった。
 多分この試合の主審はパリーグの審判員だったのだろう。
 
 第2戦の主審がわざとグリンに厳しくしたとは思わない。セリーグとパリーグのストライク・ゾーンの違いがこういう場面を生んだ。そう考えてはいるのだが、あまりにも先取点の取り方/取られ方が似ているので、つい最初に書いたような印象を受けてしまったのである。
 
○日ハムの貧打
 それにしても日ハムは打てなさ過ぎる。今日から舞台は名古屋ドームに移り、指名打者制はなくなる。投手もバッターボックスに入らなければならない。このセリーグ方式に日ハムの貧打線がどう対応できるか。中日の優位は動かないだろう。
 
 名古屋の3連戦では、川上がもう一度投げるだろう。グリンもマウンドに立つかもしれない。第1戦の時の川上の立ち直り方、第2戦のグリンの崩れ方から見て、中日の優位は動きそうもない。
 日ハムとしては、今日は是非とも勝っておきたい。

○松坂の凄さ
 レッドソックスの松坂は、パリーグ時代はもちろん、アメリカでも指名打者制のアメリカン・リーグに属し、だからバッターボックスに立つことは滅多になかった。にもかかわらず、28日、指名打者制を採らないナショナル・リーグのロッキーズ戦で、見事に三遊間を抜くヒットを放った。松坂の打撃能力の高さは、横浜高校時代に証明されていたが、ワールド・シリーズの大一番で、相手の本拠地のマウンドに立ち、しかも第2打席では2打点のヒットを打つ。この対応能力の高さは、やはり桁外れと言うほかはない。

○スタンドの顔の地域性
 28日と29日の試合は、コロラドのデンバーで行なわれたわけだが、カメラが時々スタンドを映す。観客の大半がヨーロッパ系の顔をしている。ヒスパニック系の顔や、アフリカ・アメリカンの顔はほとんど見られない。この辺はまだ、いわゆる白人中心の地域なのだろうか。

 理屈から言えば、アメリカにそういう空間があったとしても、もちろん一向に不思議ではない。だが、数ヶ月間ロサンゼルスに住み、球場にも足を運んだことのある人間には、かえって奇異な感じがする。

○監督のマナー
 カメラが試合の途中、プレーの合間に、スタンドやベンチを映す。これはディレクターの指示によるのだろう。レッドソックスの監督は、映る度に、唾を吐いている。不潔感がはなはだしい。「このディレクター、いちいちベンチを映して、うるさいね」。我が家では、ディレクターまで評判が悪い。
 日本でも、ロッテのヴァレンタイン監督が映る度に唾を吐いており、一体に日本の選手はガムなど噛まないのだが、ロッテの場合、選手までがにちゃにちゃと口を動かしている。言うまでもなく我が家で大変に評判が悪い。
 日ハムのヒルマン監督はガムを噛まず、唾を吐かず、それだけでベンチ内に清潔感と緊張感が漂う。そこがロッテとの違いさ、などと言いながらクライマックス・シリーズを観ていたわけだが、ヒルマンも来年、大リーグの監督になったら唾を吐き始めるのだろうか。

 松井はロッキーズに移籍して以来、ガムを噛まなくなり、プレーが数段よくなった。(2007/10/30、午後6時30分)

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